不明のマレーシア航空機 深まる謎
【新唐人2014年3月10日付ニュース】8日未明に消息を絶ったマレージア航空370便の捜索活動はまだ続いています。ベトナム海軍機が9日、370便の残骸のようなものを発見したとのことで、確認を急いでいます。捜索活動にはアメリカ、中国、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシア、シンガポールなど11カ国が協力しています。
マレーシアの調査関係者は、不明になっている飛行機について、残骸が見つかっていないことから、飛行中に空中分解した可能性があると指摘。一方、アメリカ政府関係者は、ペンタゴンの観測システムの初歩的な観測数値に基づくと、マレーシア航空機が消息を絶った区域内で爆発を示す証拠はなかったと示しました。
また、乗客のうち、2人が偽パスポートで搭乗しており、航空券はいずれも中国南方航空会社のチケットで、連番で購入されたとみられています。
中国メディアの報道によると、不明航空機のある乗客のパスポートナンバーが福建省の「兪 」という男性と同じだそうです。しかし、この男性は最近福建省を離れた事はなく、マレーシアに行った事もなければ、パスポートを盗まれた事もないとのことです。謎が深まる今回の航空機不明事件に対し、中国のネットユーザーらは背後に何か大きな陰謀があるのではと疑っています。
中国人乗客の家族 対応に不満
マレーシア航空の370便が消息を絶った後、中国人乗客153人の家族らが、北京の麗都ホテルで消息を待っています。しかし、40時間以上経っても、何の情報もなく、家族らは不安と苛立ちをあらわにしています。
海外メデイアによると、北京のホテルで待機していた家族らはマレーシア航空の対応に不満を示し、十数人が9日、マレーシア大使館に赴き、真相を求めました。
一方、家族らが滞在しているホテルに、政府関係者の姿は見えなかったそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/10/atext1077714.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)